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子供の虫歯だけじゃない!健康効果のために小児矯正にも力を入れている

小児歯科には様々な役割があり、予防歯科や虫歯・歯周病の治療、小児矯正などがあります。「乳歯は生え変わるから虫歯になっても大丈夫では?」という意見をたまに目にしますが、虫歯の乳歯のあとに生えてきた永久歯は歯並びが悪くなり、虫歯や歯周病になるリスクが高くなることが知られています。小さいうちから正しい歯みがきの習慣を身につけ、虫歯がない状態をキープしておくことが大切です。

小児歯科は小学生ごろから始める矯正治療です。歯並びが及ぼす影響は、見た目の問題だけではありません。歯が重なっている部分は磨きにくいため磨き残しができ、虫歯などにかかりやすくなります。歯並びが気になって思い切り笑えない、マスクを外して楽しめないなど精神的に苦しめられることもあります。自分の口元を好きになり、前向きに生活するためにも歯並びや咬み合わせを矯正することは大きな意味を持つのです。

小児矯正は大人の矯正に比べて費用がかからないことや、元に戻りにくいこと、顎の成長する力を利用して矯正できることなどがメリットです。早い段階で噛み合わせや歯並びを良くして、健康な口内環境に導くことができます。

また、抜歯しなくても済むことが多いのも特徴です。小児矯正に使われる器具「プレオルソ」は取り外しが可能で、他の矯正に比べて痛みも少ないので負担を減らして矯正することができます。

矯正を始める年齢としては、第1期は6歳、第2期は12歳頃が一般的です。早ければいいわけではなく、一人ひとりに最適な時期がありますので、開始時期については歯科医と相談の上で決めましょう。